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「ライ麦畑でつかまえて」

「ワハハハ、待ってくれよキャサリン。」
青い空に黄色い太陽、吹きぬける風にライ麦の穂がなびいてく。
「アハハハ、ここまでおいでよ。」
チラリと振り返り、そういうと彼女はまた軽やかにこの広いライ麦畑を駆け回る。白いワンピースに麦わら帽子。そして帽子が落ちないよう、風で飛ばされないように、時折彼女はあの滑らかな手で帽子を押さえる。雲一つない空の下、2人だけの声がどこまでも響いているように思った。今でも僕は彼女の仕草や行動その一つ一つに記憶を埋め尽くされている。
「キャサリン!!」
僕は不意に立ち止まりそう叫んだ。なんだか急に叫びたい気持ちになったんだ。彼女は振り返りまた帽子を手で押さえた。
「愛してるよ!!」
そういうと僕は急に恥ずかしくなり、下を向いてしまった。
突然こんなことを言われて、彼女はどんな顔をしているだろう。ほんの数秒だったと思うけど、風にライ麦が揺れるカサカサという音を僕は永遠に聞いている気がした。
「私も!私もあなたを愛してる! だから、私を、ライ麦畑でつかまえて!!」


僕は中学生くらいの時に初めてこの「ライ麦畑でつかまえて」という題名の小説を知ったんだ。その時僕は題名から、どうせ上のようなインチキ小説なんだろうと思ってた。きっと1ページでも読めば10ガロンはへどが出るような、そんなインチキ小説なんだろうと思っていたよ。
でも本当は違ったよ。全く参っちゃったなぁ僕。こういうのに僕は本当に参っちゃうんだよ。なにせ30回ほども読み返したくらいさ。とにかくそれくらい良いってこと。何が良いのかは言わないよ。気になったら自分で読んでみてくれ。まあ矢部君が部室の本棚から借りパクしているから、あいつに言えば貸してくれるよ。奴さんは本なら20000冊ほども持っているから、誰かに1冊くらい貸したってどうってことないだろう。
BY ホールデン・コールフィールド風の矢部裕太郎

次は比嘉さんです。

「「ライ麦畑でつかまえて」 」へのコメント

矢部くん面白い!!

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