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リバイバル・ダイアリー

センター試験連続出場記録は3でストップ。
はい、どーも!
柴田です。

ヒキコモリの僕は、コラムのネタになるような小事件に出会えません。なので、中三の頃の書いた日記を現在の僕の文章力をもってセルフリメイクしたいと思います。


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2004/02/18 (水) ミルククルミパン

塾に向かう途中お腹が空いたのでパンを買うことにした。久しぶりの買い食いだ。

僕はどうも買い食いはイケナイコトをしている気がするのだ。だから避けていた。もしも、買い食いをしている柴田を目撃した場合は、僕にそっくりな双子の弟かドッペルゲンガーだと思われるので、「たたり神じゃ、たたり神じゃ」といったお好きなフレーズを大声でわめき叫びながら、お手持ちの散弾銃をぶっ放して頂きたい。もれなく前科がつきます。

まぁ、そのときはどうしても空腹に耐えかねなかった。神様ごめんなさい。僕は罪の十字架を背負い、昼下がりの情事にふける団地妻の背徳感を胸に抱き、ファミリーマートの自動ドアをくぐった。

まっすぐ向かった菓子パンコーナーは、僕のようなゴミに目鼻を書いたような人間とは不釣り合いなほど華やかだった。まるで誘っているような色とりどりのパッケージ、美味しそうなネーミング。もはや、そんなところに僕がいることは、場違いにも程がある。コンプレックスしか感じない。パンを買うにも買いに行く服がないとは誰の言葉だったかな。うん、僕の言葉。

しかし、コンビニの菓子パンコーナーがある種の幸福感で満たされている事実に間違いはない。死に際は菓子パンに囲まれたい、とさえ感じる。「愛する菓子パン達に看取られて幸せな最期だった。我が人生に悔い無し!!」と薄れゆく意識の中このような台詞を呟きつつ、メロンパンの走馬燈を思い浮かべ、コンビニでのたれ死ぬのが、僕の人生プランである。

まぁ、それはともかく僕はワクワク感に胸躍らせて品定めをしていた。所詮値段相応の味でしかないことは経験上分かっていながらも、どのパンにするか選ぶ時はヒジョーに悩ましい。多くの人にとってパン選びは結婚相手や進路選択より真剣なのではないか。ただパンを目の前に三者面談をするわけにもいかないので、意を決し一つのパンを手に取った。

「クルミミルクパン」。こんなにウキウキする名前があるだろうか。盆と正月がフォークダンスを踊るようなもんである。今まで散々書いてて申し訳ないが、ここでカミングアウトをすると、実は甘いパンはあんま好きじゃないっす。つまり、菓子パンが好きというより、パンが好き。特にクルミパンが好き。特に特にクリームチーズの入ったクルミパンが好きなのだ。「クルミミルクパン。ミルククリームが入ってます」。なるほど。このミルククリームとはクリームチーズのことだろう。僕は馬鹿なので、自分に都合が良いように脳内変換をし、120円という少々ブルジョワジーな価格にも躊躇せず、そのままレジへと向かった。そして、浮き足だったまま塾に行った。今日、代々木で地に足つけずに歩いている人物を見かけたら、塾に向かう僕か、絞首台に向かうドラえもんであったと思われるので、お手持ちのスルー能力で見て見ぬふりをしたあなたは正解です。

教室に入り、席に座った刹那、僕はパンにかぶりついた。デニッシュでした。もう一口、デニッシュでした。クリームチーズが偏ってるのかな。大きく、もう一口。生クリームでした。まぁミルククリームをクリームチーズだと都合の良い解釈をした僕が悪かったのだ。軽く落ち込んだが、定規で手首を切ったら、幾分気分もスッキリした。

それにしてもこのパン、クルミ的要素がない。クルミミルクパンなのに!?いや。きっと生地にクルミが練り込んであるのだ。寝る間を惜しんで生地にクルミを練り込み続けたから、母さんは死んだんだ。パンが入っていたビニールを取り上げ、声に出して商品名を読んでみた。「ミルクミルクパン」。そりゃないぜ。「牛牛丼」みたいなもんだよ、あんたのやったこと。「ミスターミスターチルドレン」ってことだよ、おいおい。せめて、「※クルミパンではありません」とか書いてくれよ。コンビニの店員もそっと教えてくれれば良いのに。おつりを渡すときに、そっと僕の手にそっと「クルミパンじゃなくてごめんね」と書いた手紙でも握らせてくれりゃあ、僕だって諦めもついただろうに。夕焼けを眺めながらつかの間の片思いをかみしめたろうに。

ミルクミルクパン、まったく罪な名前である。中学生の心をもてあそんだ、小悪魔の名前である。そして僕らはまた一つ何かを失い、大人になっていくのだ。

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中三当時に書いたオリジナルは5行ほどの記事だったので、大人になることによって文章量を無駄に水増しするスキルを身につけたことになります。

次回は面白いことに定評がある寺澤君です。よろしく!!
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先日…

1件目のバイトが早上がりになったため、次のバイトまで中途半端な時間が空いてしまいました。

ということで、二十歳にもなったし、一人カラオケで潰してみよう―。

そのような軽い動機で、横浜のカラオケ館へ足を運びました。


いきなり部屋が見つからないハプニングが起きつつも、老い先短いことを感じさせないシニアガールズに助けられ、

なんとか辿り着き、無事にホットココアも頼む事ができました。


しかし、そこからが問題です。

何の目的もなく来店した自分も悪いですが、とにかく何をしたらいいか分からない。

「とにかく曲を入れなくては」という思いが私に送信させたものは、かの坂本九の「上を向いて歩こう」でした。

これに味をしめたのか、歌い終わってはリスタートを繰り返し、その度に涙がこぼれないよう上を向いた私は、もうそこにエクスタシーすら感じていたと思います。


ただある時、ふと我に帰りました。

隣の部屋から、大塚愛の「さくらんぼ」が、幾人かの高校生らしき声と共に聞こえて来たのです。


入店時、エレベーターの前で溜まっていたあの高校生の集団か―。


それに気付いた瞬間、先ほどから「上を向いて歩こう」を、同じ人間が何度も歌っているという客観的事実に、私は言い知れぬ不安を感じました。


「ねーねー隣の部屋のやつ、さっきから一人で上向いて歩いてるだけじゃね?」「えーまじ超キモイんだけど」

―言わせない。絶対に言わせないぞ。


奴らは確か5人(男2+女3)。

…必殺・5人分身カラオケを使えばきっとごまかせる!


良い歌ユメ気分はもうそこにはなく、あるのは隣の部屋から漂うリア充に対する無意味な対抗心のみ。

私の孤独な戦いが始まりました。


基本的には相手が歌ってきたものと同ジャンルの曲でアンサーソングしていきます。

男女関係なく他ジャンルに渡りものまねすることで、こちらが複数人だと錯覚させるのです。


早速向こうがいきものがかりらしきポップチューンで仕掛けてきたため、こちらは全力でGO!GO!7188の「脳内トラベラー」で応戦。

続いて敵がGLAYのバラードを投下、それをルイ・アームストロングの「What A Wonderful World」で撃墜。

YUKIの新曲「COSMIC BOX」という奇襲に対しては、CHARAの「しましまのバンビ」で何とか持ちこたえる。


このようなことを続けているうちに、隣の音が止んだのです。



勝った―。


私は確信しました。


この部屋は完璧に男女混合5人グループで盛り上がっていて、奴らもきっとそう思っているに違いありません。

時間つぶしのために何となく入ったカラオケで、まさかこれ程の達成感を得られるなんて。

本当に今日は充実した一日だったと、俺こそがリア充だと、私は感極まっていました。


そしてふとドアの外に目をやると、高校生達がただならぬ好奇心を浮かび上がらせながら、こちらを覗いています。



…全てが崩れる音が聞こえました。


「隣の部屋何か変臭くね?とか思ってたけど、やっぱり一人で歌ってた的な」

「えーまじ超ウルトラ鬼キモいんだけど」

という彼らのやりとりが防音ドア越しでもビンビン伝わってきます。


どこかいってしまいたい。どこか、知らない国へ消えてしまいたい。

久しぶりにそう思いました。


何より私は、自分の部屋がエレベーターの目の前にあったことを呪いました。

もし私の部屋が彼らより上座にあったならば、このような事態には至らなかったはずです。


成人するやいなやメジャー級の恥辱プレイという洗礼を受けた私は、その後歌う気力もなく部屋をあとにし、ドリンク込みの値段かと確認したはずなのにココア代もしっかり別でとられ、2時間しめて1029円なり。


外に出ると、横浜の町がなんだか前より小さく感じました。


これが、大人になるっていうことなのですね。



ということで柴田さん、宜しくお願いします。

僕が僕らしくあるために

どうも斉藤です。細かいですが、斎藤じゃないので今後注意して下さい。



「昔はどんな事をやっていたんですか?」



そうですね、15歳の時とかはよくゴミを投げ入れていました。

友達と一緒に、トイレの個室に入ってる奴に向かって食い終わった弁当箱とかのゴミを投げ入れていました。

本当に下らないかつ迷惑極まりない行為だったと今は反省しております。

でもデブが独りでキレながら頭に紅ショウガをつけてトイレから出てきたのは良い思い出です。他にやっていた事といえば、踏切で騎馬戦とか横断歩道で反復横跳びとかくらいですね。とにかくイタズラが大好きでした。今思い出しても爆笑できる話なら語り尽くせない程あります。

そしてその面子の多くは今もこの同じ大学にいるのは腐れ縁でしょうか。



本当に程度が低くて下らなくて申し訳ないです。

でも今思えばあんな日々ですがとても楽しかったです。そして今とても懐かしいです。

もうあの頃に戻れないんだと思うと、たまに淋しくて寂しくてたまらなくなる時があります。



大学に入り心身ともに成長し、一歩一歩大人に近づいていく・・・

多くのものを手に入れる一方で、何か大切なものを失っていく日々・・・

そんな事をしみじみと感じつつある、今日この頃で御座います。



まあそんな身の上話はおいといて、回は世にも奇妙なハートフルストーリーをしたいと思います。



恐らく皆さんの大半が乗ったことあると思われる、東急東横線での話なんですが。



その日の電車は割と混んでて、僕はある座席の前に立っていました。



そんで僕の目の前に、いかにもこれから競馬場に行くつもりっていうちょっと小汚い格好のオッサンが座っていたんですよ。今日の勝ち馬を必死に予想していたのか、熱心に競馬新聞を読み込んでましたよ。



そしてそのオッサン、帽子を被っていたのですが、おやまあ何と珍しいことにゴキブリのブローチを頭に付けているではありませんか。



初めは「え?こんなブローチあるのかよ・・・本物じゃねーの?」

と思っていてじっと見ていたんですが、一切ピクリともせずジッと帽子に止まっているんです。動かざること山の如し、徐かなること林の如しっていう風林火山の半分は満たしている程に全く微動だにしていなかったんで、さすがにブローチとか飾り的なsomethingだろうと納得した、まさにその時です。





何と・・・

あら不思議。ブローチの触角が前後に動いているではありませんか。



「モノホンじゃねーか!!!!!」



非常にビビりかつ焦った僕は、優しくオッサンに小声で教えてあげました。



「頭に・・・ゴキブリが付いてますよ。」



するとですね。オッサンは何も言わずにサッと素早く帽子を取り、帽子を握ったまま下を向いていました。

しかし、だからと言ってゴキブリを隠す訳でも無く、ゴキブリは周りから完全に見える位置で帽子の上にジッとくっ付いているまま。



「このオジサン、為すべき手段が無いのかな?」



そう思った僕はティッシュを一枚差し上げました。



するとオッサンはやはり何も言わず、ティッシュをゴキブリの上で隠すように包み、相変わらず下をうつむきながら黙りこくっていました。



そして次の駅に着くと、転がり落ちるように、逃げ出すように降りて行きました。



「一体あれは何だったのだろう?」

「ゴキブリが帽子に乗っかってる事などそもそも有り得るのだろうか?」

「あれはあのオッサンが飼っていたものではないだろうか?」



様々な思いが僕の脳裏を過ぎりました。あらゆる事、そして可能性を考えました。



しかし、今僕が言えるのはたった一つ。



あれは僕とオッサン、そしてゴキブリを巡る、一瞬の中で起きた奇跡だったと。



さてそんな心温まるハートフルストーリーをお届けしましたが、次はどんな感動話が登場するのでしょうか。O-keisの最終兵器こと、畠山さんお願いします。

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